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白鷺と娘の思い

 

12月29日は2017年の仕事納めでした。

 

「 坂東玉三郎 初春特別舞踊公演 」、

3日間のお稽古が終わりました。

とても沢山の刺激を受けました。

踊ることの難しさを改めて痛感しました。

 

そして、ひとつの舞台を創るのにどれだけの知識と労力が必要なのか、

時間をかけるところにかけなくては最上級の作品は出来ないのだとはっきりと分かりました。

 

ほぼ初めて共演させていただき、

近くでその踊られているお姿、

舞台をご覧になられているお姿を拝見していて、

玉三郎のおじさまは、やっぱり素敵でした。

 

書ききれない、書けない・・・・・

 

多くのアドバイスを受けたからこそ、

来年の初春の舞台、

何か今までとは違った風味を漂わせたいです。

そして毎日、進化していきたい。

 

眼目は何と言っても「 鷺娘 」。

 

この作品はストーリー性があると言われる理由として、

こんな物語があります。

 

ある女は好きだった男を裏切り、

別の男の元へ嫁ぎました。

裏切られた男は女への恨みから、

別の男の元へ嫁いでいく女の花嫁行列を襲い、女を殺しました。

しかし、その殺した女は全く異なる娘でした。

男は誤って、違う花嫁行列を襲い、何の遺恨もない娘を殺してしまったのです。

 

この殺された娘こそが「 鷺娘 」の主人公。

 

「 私は何か人に恨まれるようなことでもしたのでしょうか 」

「 何か罪を犯したのでしょうか 」

「 何で私が殺されるの・・・・・ 」

「 何故 !? 」

 

「 妄執の雲晴れやらぬ・・・・・ 」

殺された娘のどうしようもない思いが、

鷺の精となって現れる。

 

これが前説という訳ではありませんが、

これだけのストーリーを描けるだけの濃密な内容がこの鷺娘には詰まっているんです。

 

話は大きくなり過ぎるかもしれないけれど、

世の中で巻き起こる無差別殺人やテロ行為の被害者と同じよう。

死者はどんな気持ちなのだろうか。

 

また「 鷺 娘 」は、

曲が素晴らしい。

だからこそ演奏者の奏でる音色を感じ、

曲に合わせてもらうのではなく、

曲に導かれて踊れるようになりたい。

 

終盤戦、肩先を切られ苦しむ場面は、

地獄で火攻めにあっている情景を現します。

降りしきる雪が火の粉なのです。

 

そして儚く散っていく・・・・・

 

「 憐れみたまえ 我が憂身 」

 

皆さんはどんな思いを持って「 鷺娘 」を観終わりますか??

お客様にも色々な思いを感じ取ってもらいたいです。

 

2018年、お正月は大阪松竹座でお会いしましょう。

 

そして2018年3月には、

またとてつもない大きな舞台が控えております。

 

今年もありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

 

2017年、さようなら

2018年、初めまして

 

中村 壱太郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪フェス2017 〜 未来へ向けての発信 〜

 

名古屋での顔見世公演も、

残すところ今日入れてあと10日!!

長いような、短いような~

毎日、新鮮な気持ちで臨んでます^ ^

 

さぁ、毎月、月中になると、、

そう!!

そろそろ来月のお芝居のことにも取り掛からなくてはなりません!

 

来月のお役の衣裳を相談したり、

鬘を合わせたり、

台詞を覚えたり、

そして役作り!!

 

しかし・・・・・

永楽館公演の前に、

ビックなイベントが待ち構えているのです。。

そう、

「 大阪文化芸術フェス2017 」が^ – ^

 

三つの舞踊作品が並ぶ特別公演!!

僕もここぞとばかりに、

温めに温めていた作品を公開します!!

 

何度も話しているけど、、(笑)

どうしても観て欲しいから(>_<)!!

「 舞妓の花宴 」。

 

題名に舞妓とありますが、

決して舞妓ではありません^ ^

白拍子が主人公!!

島の千歳のような格好で登場し、

着替えて後は、

浅葱の着付けで華やかに^ – ^

四季折々の風情を火焔太鼓などの小道具を使って舞、

そしてラストは振り鼓!!

芸中30分、女方の大曲です。

 

3ステージのみの上演を是非目に焼き付けてください^ ^

 

またその前の「 操り三番叟  」では、

立役で、男で千歳、踊ります^ ^

 

切り狂言の「 釣女 」では、

鴇の衣裳に身を包んだ上臈として登場します^ ^

 

大阪城近くに位置する、

松下IMPホール!!

初お目見えです^ ^

 

関西の一大イベント^ – ^

みんなで盛り上げていきましょう^ – ^

 

そして、

Works に今後のことも追記しておきました^ ^

 

らむ之助オフィシャルブログ 『 僕、らむ。』

では、らむ之助も変わらず頑張ってます^^

 

年末まで駆け抜けます!!

 

 

 

 

 

「 女が一生に一度の男 」

 

来月は、

この台詞を発します。

心持ちやいかに!!

 

10月、錦秋、芸術の秋、

是非、皆さん名古屋で歌舞伎鑑賞はいかがですか^^??

錦秋名古屋 顔見世

名古屋の金山で1ヶ月間、公演します!!

 

なんと!

名古屋の本公演出演は 初舞台以来 、、

実に  22年ぶり!!

知らない土地で過ごす1か月は、今からワクワク^^

 

演じる役は3つ!!

お菊、浪路、狂言師 後に 仔獅子

 

昼の部 「 番町皿屋敷 」のお菊。

1枚…..2枚……3枚……

井戸の中から皿を数える女の声が聞こえてくる〜

この怪談話、皆さんもよくご存知ですよね!?

そんな超有名な怪談話を、

奇才、岡本綺堂 が大胆にも 恋愛悲劇 へと書きかえたのが、

歌舞伎版の皿屋敷!!

 

綺堂の書く 言葉はとても現代的 なので!!

歌舞伎、何言ってるかわからない!!って人にも最適^^

素直にのめり込めるお芝居だと思います!!

 

恋する女の心理がとても細かに描かれている台詞をしっかり理解し、

お菊という女性を色濃く浮き上がらせていこうと思います^^

是非、観に来てくださいませ。

 

またこの狂言では、

大先輩の中村梅玉のおじさまの相手役を勤めさせていただけることも有難く、

貢とお紺ぶりのおじさまとのカップルは嬉しく^^

ちゃんとそう見えるように頑張らなくては!!

 

 

夜の部 「春重四海波 」は新喜劇を歌舞伎に書きかえた新作!!

去年の永楽館で初演し、今回が2度目 。

浪路という女性の娘時代からおばあちゃんになるまで演じます^^

久しぶりに 白髪の鬘 かぶるよ(^ ^)

 

 

そして、

夜の部 ラストは「 連獅子 」。

何度もさせていただいている仔獅子ですが、

新たな気持ちで若々しく、キリッと勤めたいな!!

毛振り、ご期待ください^^

 

さて、今回は短めですが・・・・・

10月公演への思いを綴りました^^

 

関西からも関東からも足を伸ばしやすい のが 名古屋!!

お待ちしてます!!