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4月2日 〜 26日 歌舞伎座 に 上方の風を ^^

北京公演・・・・・

色々あったけれども~

ホテルが素敵で、あと食べ物が美味しかったから良しとしよう^^

 

 

帰国後からはバタバタ、バタバタ・・・・・

いつもの動き廻る日々が戻ってきました (^。^)/

 

 

さて!!

※ 先に伝えておくと・・・・・今日のBlog、めっちゃ長いです ( 笑 )

 

 

近づいてまいりました。

四月大歌舞伎 〜 「 帯 屋 」の舞台が!!

 

歌舞伎座で祖父と共に出し物をさせていただける幸せを噛み締め、

ここぞ勝負!!

気負い過ぎず、上方色全開 !!

2役 を演じます!!

 

僕がやるのは、

丁稚  」 と 「 幼き少女

 

ここで!!

【 歌舞伎あるある 】

ジャジャン!! ( SE in )

~ 「 お話が途中から始まってよく分からない!!」 ~

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全部で9場もあるお芝居なのに・・・・・

その8場だけやられても、そりゃ人物関係とかお話の筋とか分からないよね!!

当たり前です。

13話完結の連ドラを10話から見たって「 ? 」マークだらけになることでしょう。

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「 帯屋 」の一幕もこの部類に入ります。

なので、今日は簡潔に「 帯屋 」の本外題となっている、

桂川連理柵 」のお芝居の全貌を壱太郎なりの解釈でご説明しようと思います^^

 

 

~ 「 桂川連理柵 」 ~

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まずもって、

これから話す内容は、

※ 昭和44年5月 国立劇場上演時の台本を参考にしていることご承知置きください。

 

この「 桂川連理柵 ( かつらがわれんりのしがらみ ) 」は、

大きく2つのパートに分けることが出来ます。

上の巻は「おかん長三郎」 ( 第1場 ~ 第4場 )

下の巻は「お半長右衛門」 ( 第5場 ~ 第9場 )

 

歌舞伎ではよく芝居の外題を通称で呼びますが、

そんな時、主人公となるカップルの名前で呼ぶことが多いのです!!

梅川忠兵衛、お初徳兵衛、おさん茂兵衛、などなど・・・・・

なぜか女子が先!!(笑)

「 ちえねね 」!! の順番ではない ^^

( ※ 分かる人だけに分かる脱線 )

 

このお芝居、上・下で主人公のカップルが違うんですね!!

 

しかし!!

上の巻の長三郎と下の巻の長右衛門は同じ人物なのです!!

上の巻と下の巻の間には15年の月日が流れていることになっております。

 

「 帯屋 」を深く知っていただくためには、

帯屋に至るまでの、

下の巻の第5場「 石部宿外れ茶店 」、

下の巻の第6場「 石部出刃屋 」、

下の巻の第7場「 六角堂 」、

この3つの場で起こった出来事、人間関係が分かればもうバッチリ!!

 

と言っても・・・・・

ほとんどの内容はちゃんと帯屋のお芝居の中で、

各々の台詞に含まれていたりするのですが~ (^ ^)

 

さぁ〜

物語を追っていきましょう!!

下の巻の第5場「 石部宿外れ茶店 」

この場は、

乳母 と 丁稚長吉 を供にお伊勢参りに出ていた 信濃屋お半 が下向道 ( 帰り道 )、

遠州( 遠江の国 : 今の静岡県の一部周辺 )への出張帰りの 帯屋長右衛門 と、

偶然に出会うという場面。

 

この2人、隣同士に住んでいて、

お半は長右衛門のことを「おじさん」と呼ぶほど気心知れている仲ですから、

一緒に京都まで帰りましょう!!となるわけです。

いたって普通の出来事です。

 

ところが・・・・・

次の 下の巻の第6場「 石部出刃屋 」で事件は起こります。

 

お半のお付きの丁稚の長吉が、

夜、お半が寝ているとちょっかいを出して来て、

あろうことか自分の奉公先の娘さんに、

「今宵はお半さんと一緒に寝る!!」と迫ってきたのです!!

長吉は日頃から、お半さんに惚れていたんですね~

 

これに困ったお半は、長右衛門の部屋に「おじさん助けて!!」と駆け込んできます。

そして、長吉が襲って来るのが怖いから、

「 今夜はここで一緒に寝させて 」と言うのです。

 

この時、

信濃屋お半、14歳。

帯屋長右衛門、38歳。

 

まだ子供のことだからひとつ布団で寝ても大事ないだろう・・・・・

そう思った長右衛門。

けれども、その考えが大きな過ちを起こす事になってしまうのです。

 

その先はご想像にお任せします・・・・・

 

その後、

お半と長右衛門は何事もなかったかのように京都に戻りました。

 

幾日か後のこと、

下の巻の第7場「 六角堂  」。

 

ここ六角堂にお百度参り・毎日お願い事をしに来ている女性がいました。

その人こそ、長右衛門の 女房 お絹  です。

 

今日もお参りしに来ていたその帰り道、

後ろから長右衛門の 弟 儀兵衛 が呼び止めます。

 

そして、何と、とんでもないものをお絹に見せつけるんですね!!

それは、「 長様参る、お半より 」という、お半から長右衛門に宛てた手紙!!

 

中身には、お半の長右衛門への思いがありありと綴られています。。

お絹は、まさかそんなことはないと思いながらも、ピンチ!!

「 その手紙を私に預けて欲しい 」とお絹が言うと、

儀兵衛はとんでもないことを言うんです!!

 

実はこの儀兵衛、前々からお絹に惚の字だったんですね~

良い仲になってくれるなら、この文のことは内緒にしておくと言い出すではないですか!!

 

● ( ※  難しい人物関係 !! ) ●

この儀兵衛は兄の長右衛門とは血を分けていない、

現在の二人の母親おとせの連れ子なんですよ!!

 ” 義母 “ とあるように、この後、帯屋に出て来る おとせ は、

繁齋 の後妻、長右衛門とは血も繋がっていなくて、元は帯屋に仕える女中という身分だったんです!!

それが立身出世して今の奥様の身分。

このおとせと儀兵衛の親子は密かに長右衛門をなんらかの罪に陥れて、

帯屋の家を乗っ取ろうと企んでいるんです!!

悪い親子だ!!

 

 

お絹はこの場逃れのためにいったんは飲み込んだふりをして、

儀兵衛から逃れます。

 

そこへ折よく丁稚の長吉が通りかかるではありませんか!!

お絹は機転を利かせて、

日頃から長吉がお半に惚れ込んでいることにつけ込み、

手紙の宛名にあった「 長様 」の「 長 」の字が「 長吉 」の 「 長 」の字と同じであることから、

うまく長吉を言い丸めて、もしもの時には自分が名乗って出るようにと、

長吉にお願い事をし2人はその場を去ります。

 

こんな2人の六角堂でのやりとりが分かると、

帯屋でのお絹と長吉の関係もハッキリとしてきますね!!

 

さて今度はそこへ、

お絹の 弟 才次郎 とその恋人の 芸妓 雪野 がやってきて、

雪野が百両という金で田舎に売り飛ばされてしまうという話になります。

 

雪野は、そんなことになるなら「 私は死ぬ!!」と言い始めます。

身請けしてやりたいにも、金の才覚のつかない才次郎は、

「 それなれば俺も死ぬ!! 」と心中を決意します。

 

そんな2人の話を立ち聞きしていたのは、長右衛門。

縁と繋がる才次郎をみすみす死なす訳にはいかないと、

自分がいま取りに行ってきて懐中していた百両の為替の金を、

すっかり2人のためにと才次郎に渡してしまいます。

 

このことが、

帯屋の場で、おとせが長右衛門を攻める良き材料となってしまう訳ですね~

 

この六角堂の場は、

才次郎と雪野の命が助かり目出たし目出たしとなりますが・・・・・

 

困ったのは長右衛門、

勢いで百両の金をあげてしまったものの、、

家にはとても帰りずらい状況です。

 

そんな思いが、

帯屋の場で花道から出て来る長右衛門の足取りにも現れてきます。

 

舞台は 下の巻の第8場 柳馬場 押小路 「 帯屋 」の場へと移って参ります。

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と、ここまでが、帯屋までの流れ!!

これで、4月の歌舞伎座、よりお芝居を深く楽しく見れるはず(^。^)/

 

東京では 17年 ぶりの上演

祖父との共演でお届けする 上方歌舞伎の傑作 !!

 

叔父の扇雀が側で支えてくれて、

上方歌舞伎を愛して下さっている染五郎さんが儀兵衛に出てくださり、

吉弥さんと寿治郎さんがワキを固めてくださる、

6人で挑むお芝居 

 

記念すべき舞台になると思います。

いま、嬉しくてたまりません。

その思いをちゃんとお芝居で表現できるように勤めます。

 

是非、4月の歌舞伎座

休み無く!!

2日~26日まで上演しております。

観に来て下さい^^

 

 

 

 

 

 

らむ之助 Blog と ゆるやかな日々〜 ^^

 

1月、2月と、、

たくさん踊れて、台詞も話せて、

同年代で沢山話し合って、

楽しかったなぁ〜

 

でも、その上で、

若手で同年代だけで公演をあけることの

厳しさ怖さをヒシヒシと感じました。

 

そして、

義太夫狂言の難しさをこれでもか!!ってぐらいに体感した2ヶ月。

台詞廻し、緩急の付け方、動きの間、

あっという間に過ぎてしまう1ヶ月・・・・・

もっとやりたい、まだまだ!!と思っているのに。

 

2月11日、

松竹座の出番後に瞬間移動で春秋座で「かさね」を踊ったのも究極でした。

17:00に大阪の松竹座を出て、

18:40には京都の春秋座の板の上  (^。^)/

 

さてさて、

そんなこんなで、

舞台、楽しい〜

話すこと、面白い〜

ってバタバタしているうちに・・・・・

もう2017年、2ヶ月終わっちゃった m(_ _)m

 

東京帰って来て、

久しぶりすぎる、家にいます。

 

家でほっこり〜

 

たまった用事をこなして、

去年からやりたかった大掃除して、

チェックしたかった諸々を確認して、

ちょっと今週までは充電期間にさせてください!!

 

また来週からは!!

生き急いでいると言われても構わない!!

2017年を駆け抜けます!!

 

 

さて、

今日のBLOGの題名に注目!!

そう、ご存知の方も多いかと思います。

らむ之助オフィシャルブログ 『僕、らむ。』

(^。^)/

 

このブログが開設された時〜

 

「 壱太郎、病んでるんだな・・・・・ 」

「 この子、可哀想 」

「 いや〜 これ自分で書いたらあかんて・・・・・」

 

様々なご意見が・・・・・

 

しかし!!

そんなことにはめげません!!

 

しかも、これ!!

僕が書いていませんからね〜

※ 公式には らむ之助 が書いている。

あとはご想像にお任せします (笑) ^^

 

この度、

このブログの中で!!

これまでに集まって来た 羊 たちが  ” 総選挙 ” してます^^

是非、皆さん!!

清き ” 一票 ”  を!!

お願いいたします^^

 

思い起こせば、

この らむ之助 は・・・・・

愛之助のお兄さんの楽屋の片付けの最中に、

愛之助のお兄さんのお手伝いをされていた、

秀太郎のおじさまさのお弟子さんに、

捨てられそうになっていたのを助けたのが、縁で・・・・・

 

我が楽屋に住み着くようになったのです。

 

そして2015年4月、

ある男の手によって、

この「 らむ之助オフィシャルブログ 『僕、らむ。』 」が開設されたのです!!

 

僕のHPの更新よりもはるかに多く更新されるし!!

壱太郎の身の回りの近況もよく分かります^^

是非これからもチェックしてやってください!!

 

僕の方はというと・・・・・

Twitter を公式っぽくしたので!!

こちらも合わせてよろしくお願いいたします (^。^)/

 

では今日はこのあたりで〜

 

これからも壱太郎は止まりません。

 

 

 

 

 

 

平家の運命を背負うこと

1185年4月25日、

栄耀栄華を極めた平家は華々しくも散っていった・・・・・

沢山の名高き武将は壮絶なる討ち死にを遂げ、

時の天皇である安徳帝も女達と共に入水し、一家の運命は決された。

世に有名な「壇ノ浦の合戦」。

 

これから時代は源氏の世となる!!

 

 

 

 

 

・・・・・ちょっとまった!!

 

実は、、

生き残った武将がいたんです。

その名も、新中納言平知盛 !!

 

しかも、あろうことか、、

安徳帝も、

その乳母、それに連なる官女までも生きていた!!

 

こんなことあるの!?

歌舞伎はあるんです (^。^)/

 

そんな生き残った平家一門が、

皆で力を合わせて、

義経に復讐をする・・・・・

そんなお話、このお話、「 義経千本桜 – 渡海屋・大物浦  」。

 

今月、僕が演じているのは、

安徳帝の乳母、「 典侍の局 ( すけのつぼね )  」!!

平家の運命を背負い、儚くも美しく、その生涯を描き出したく、

2時間強のお芝居で、役の掘り下げに邁進しております・・・・・

 

昨日、初日があき、

今日、二日目、

平家の運命を背負う気力と、

多くの台詞、一言一句に気持ちを込める体力、

すべてが必要とされる難役であり、女方屈指の大役。

 

最初は、

知盛は、回船問屋の主人、

典侍の局は、そこの奥さん、

安徳帝は、そこの娘、

官女達は、そこの女中、

家来達は、そこの船頭、

それぞれ、身を窶す・化けている ところも、

演じ手としては、やりがいのあるポイント!!

 

是非、この壮絶でダイナミックな2時間ドラマをお見逃し無く!!

 

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◇ 2017年2月1日 〜 2月25日 

「 二月花形歌舞伎 」 大 阪 松竹座

[ 午前の部 ]

「 義経千本桜 」 – 渡海屋・大物浦 -  女房お柳 実は 典侍の局 

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大海原を眺めにいきたいな。

そしたらまた新たな思いが湧き上がってきそう!!

 

是非、源平の戦いをその目にやきつけてください!!